そこが知りたいプロ野球 本当の実力がわかる本2015 ~セイバーメトリクスで見るプロ野球~

本当の実力がわかる本2015そこが知りたいプロ野球 本当の実力がわかる本2015
~セイバーメトリクスで見るプロ野球~
企画・監修京都純典
NIKKAN SPORTS GRAPH
2015/2/2発売予定
本体1296円+税
Amazon

野球に関する様々な数値を統計学的見地から分析し、選手を評価する「セイバーメトリクス」は、以前より広く知られるようになり、OPSといった指標を見聞きする機会も増えた。
昨年に続いての発売にあたり、変更した点もある。選手の実力をより把握するために、新たな指標をいくつか加え、あまり使われていないと判断した指標は削除した。また、計算式が何種類かある指標に関しては、最もオーソドックスなものを使っている。
今季、一気に台頭する若手選手が出てきた時に「こんな数値を残していたんだ」など、読者の皆様が野球や選手の魅力を知るきっかけに少しでもなれば、これ以上うれしいことはない。
2015年のシーズンも「野球っていいな」と感じるシーンに少しでも多く巡り合えることを願っています。
(京都純典)

◎セイバーメトリクスで占う14年 個人選手編――金子千尋/菅野智之/大谷翔平/セの注目選手/パの注目選手
◎2015年展――パ・リーグ/セ・リーグ
◎セイバーメトリクスによる個人成績一覧――パ・リーグ/セ・リーグ
◎イースタン・ウエスタの記録――チーム別投打成績/個人投打成績イースタン/個人投打別成績ウエスタン
◎セイバーメトリクス 12球団編(総括&展望・打撃部門・投手部門・個人投打部門・ファーム成績)
◎2014年フューチャーズスタメン一覧

京都純典(みやこ・すみのり)
1977年(昭52)生まれ。愛知県出身。大学卒業後、出版社勤務などを経て独立。プロ、アマ問わず野球を中心に執筆活動を展開している。メジャーリーグの指標、セイバーメトリクスを用いての分析を得意とする。本書は昨年につづき年度版の第2弾となる。

本書で取り上げる指標説明
< >内はセ・パの平均

<打者編>
OPS(On Base plus Slugging Percentage)
計算式=出塁率+長打率 <セ.720 パ.707>

SecA(Secondary Average)
計算式=(塁打数-安打数+四球数+盗塁数-盗塁刺)÷打数
出塁率が高く、長打力もある選手を示す。
<セ.228 パ.230>

TA(Total Average)
計算式=(塁打数+四死球数+盗塁数-盗塁刺)÷(打数-安打数+盗塁刺+併殺打)
1アウトを取られるまでにどれだけ塁を奪えるかを表した指標。数値が10割を超えていれば、理論上1アウトを取られる前に常に塁を奪っていることになる。<セ.654 パ.647>

BB/K(Walk per Strikeout)
計算式=四球数÷三振数
三振1個に対して四球をいくつ取れるか。選球眼を測る指標。<セ0.445 パ0.469>

PA/BB(Plate Appearances per Base on Balls)
計算式=打席÷四球
何打席に1回四球を選んでいるかを表す。
<セ12.46 パ11.77>

IsoD(Isolated Discipline)
計算式=出塁率-打率
安打以外でどれだけ出塁できたかを測る指標。
<セ.065 パ.071>

ISO(Isolated Power)
計算式=長打率-打率
打者の長打力を表す。<セ.127 パ.122>

wOBA(Weighted On Base Average)
計算式=(0.69×(四球-故意四球)+0.73×死球+0.87×単打+1.29×二塁打+1.47×三塁打+2.07×本塁打)÷(打数+四球-故意四球+死球+犠飛)
打撃の各項目に統計的に妥当と思われる得点価値を与え、打席あたりで平均することにより算出する。打者が1打席につき、どれだけチームの得点に貢献したかを表す。
<セ.319 パ.315>

BABIP(Batting Average Ball in Play)
計算式=(安打-本塁打)÷(打数-本塁打-三振)
本塁打以外でグラウンドに飛んだ打球が、どれくらいの割合で安打になったかを計る。基本的に対象選手の例年の数値と比較する。だいたい平均は3割程度になり、3割以上の場合は野手のいないところによく飛んだと考えられ、3割以下の場合は運が悪かったとも考えられる。投手版もある。<セ.310 パ.306>

wRAA(Weighted Runs Above Average)
計算式=(wOBA-リーグの平均wOBA)÷1.24×打席 平均は、なし

wRC(Weighted Runs Created)
計算式={(wOBA-リーグ平均wOBA)÷1.24+リーグ総得点÷リーグ総打席}×打席
打者が生み出した得点数を表す。打席数が多い選手ほど多くのwRCを稼ぐことができるため、打席数が異なる選手同士の単純比較はできない。平均は、なし

RC(Runs Created)
計算式={(A+2.4×C)×(B+3×C)}÷(9×C)-0.9×C
※A=安打数+四死球数-盗塁刺-併殺打
B=塁打数+{0.24×(四球-故意四球+死球)}+0.62×盗塁数+{0.5×(犠打数+犠飛数)}}-0.03×三振
C=打数+四死球数+犠打数+犠飛数
平均は、なし

計算式は複雑だが、選手の活躍を得点に貢献した値、「得点貢献値」として評価する指標。1シーズンで、その選手がどれだけの得点を生み出したかという意味になり、シーズンが進むにつれて数値は自ずとあがっていく。また、各選手のRCをすべて足すと、そのチームの総得点とほぼ同じ数値になる。

RC27(Runs Created 27)
計算式=(RC×27)÷(打数-安打数+犠打数+犠飛数+盗塁刺+併殺打)
その選手1人だけで打線を構成した場合に1試合で何得点あげられるかを示す。<セ4.38 パ4.28>

RCAA(Runs Created Above Average)
計算式=RC-(リーグの打席あたりのRC×対象打者の打席数)
wRAA、RCAAは、ほぼ似たようなことを計る指標。その選手と同じ打席数をリーグの平均的な打者が打つ場合、チームの得点をどれだけ増やしたか、または減らしたかを示す。例えば、+20の場合、その選手はリーグの平均的な打者より20点もチームの得点増に貢献したと言える。平均は、なし

RCWIN(Runs Created WIN)
計算式=RCAA÷Runs Per Win
RCAAを基に、リーグの平均の打者と比較し、どれだけチームに勝利をもたらしたかと表す。
Runs Per Winは10×SQRT((得点+失点)÷イニング)で計算する。平均は、なし

<野手・投手共通>
GO/AO(Ground Outs to Air Outs)
ゴロアウト(GO)の総数をフライアウト(AO)の総数で割り、ゴロアウトとフライアウトの比率を調べる指標。同じ数の場合は1となり、1より数値が大きくなるほどゴロアウトの割合が高く、数値が小さくなって0に近付くほどフライアウトの割合が高い野手(投手)となる。投手のセ平均は1.16。パ平均は1.11。
<投手・守備編>
QS%(Ratio of Quality starts)
QS%計算式=QS÷先発登板回数×100

QSは先発して6回以上を自責点3以内に抑えた回数。QS%はQSを先発した回数で割り100をかけたもの。先発して6回を3点以内に抑える確率。
<セ52.8% パ48.7%>

FIP(Fielding Independent Pitching)
計算式={与四球数-(故意四球+与死球)×3+被本塁打×13-奪三振数×2}÷投球回数+定数
投手自身で支配できる四死球、三振、本塁打から投手の力を評価することで用いられる指標。四死球が少なく三振が取れる投手としての潜在能力が測れる。数値が低いほどいい。
<セ3.95 パ3.78>

WHIP(Walks plus Hits per Pitched)
計算式=(被安打数+与四球数)÷投球回数
MLBでは公式記録として扱われる。1イニングに何人の走者を出したかを表す。
<セ1.35 パ1.32>

NP/IP(Number of Pitches per Inning)
1イニングあたりの平均投球数
<セ16.71 パ16.81>

K/9(Strikeouts per 9innings pitched)
計算式=9×奪三振÷投球回
奪三振率のこと。
<セ6.93 パ6.99>

BB/9(Bases on balls allowed per 9innings pitched)
計算式=9×与四球数÷投球回数
与四球率のこと。
<セ3.10 パ3.26>

K/BB(Strikeout to walk ratio)
計算式=奪三振数÷与四球数
数値が高いほど三振が取れて四球が少ないことを示す指標。コントロールがよくて、バットに当てさせないボールを投げられる、投手としての純粋な能力を表す
<セ2.23 パ2.14>

BABIP(Batting Average Ball in Play)
計算式=(被安打数-被本塁打数)÷(投球回数×2.8+被安打数-被本塁打数-奪三振数)
ホームラン以外の打球がフェアゾーンに飛んだときヒットになる確率。打球がフェアゾーン飛ぶ機会が多い技巧派投手の能力を測るときによく用いられる。防御率と同じように結果指数。野手の守備能力、運不運に左右されることもある。この数値をみるときは例年のものと比較するとよりわかりやすい。
<セ.308 パ.302>

RSAA(Runs Saved Above Average)
計算式=(リーグ平均失点率-失点率)÷9×投球回
RCAAの投手版。同じイニング数をリーグの平均的な投手が投げた場合と比べ、どれだけ失点を防いだかを表す。平均は、なし

RSWIN(Runs Saved WIN)
計算式=RCAA÷Runs Per Win
RSAAを基に、リーグの平均の投手と比較し、どれだけチームに勝利をもたらしたかと表す。
Runs Per Winは10×SQRT((得点+失点)÷イニング)で計算する。平均は、なし

LOB%(Left On Base Percentage)
計算式=(被安打+与四死球-失点)÷(被安打+与四死球-1.4×被本塁打)
残塁率をはかる指標。投手が出した走者の内、ベース上に残った走者の割合を示す。出塁を許しても、本塁には還さない投手の粘り強さを表す。BABIPの影響を受けるため、投手がコントロールするのは難しい指標である。

DER(Defense Efficiency Ratio)
計算式=(打席-安打-四死球-三振-失策)÷(打席-本塁打-四死球-三振)
本塁打を除きグラウンド上に飛んだ打球のうち、どれだけを野手がアウトにしたかを表す。チームの守備力を表す指標。
<セ.680 パ.690>

 

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